名古屋の事件でずっとぼんやり思っていることを再認識したのだが、愛することは幸せに繋がるが、愛されることはむしろ不幸に繋がるのではないかというのが自分の人生経験から得た人生訓だったりする。自分が不幸になるだけならいいのだが、大切な人を失うことにもなったりする。社会通念としては真逆の前提、いかに愛されるようになるかがもっぱら命題となっており、愛されない者を弱者とみる言説がたえないが、そういう歌があったように愛することこそが重要であり、憎まれろとまでは言わないものの少なくとも愛されることはむしろこれを避けるべき、というのが実は重要なポイントなのではないかと思う。